2024/02/28 離婚コラム
実は難しい婚姻費用・養育費の算出 -算定表を見ればいい、だけじゃない-
婚姻費用や養育費については、東京及び大阪の家庭裁判所所属の裁判官のグループが、簡易迅速に算定するための算定方式を発表しており、最新の研究結果が令和元年12月23日に公表されております。
この研究報告は、従来、家庭裁判所において養育費・婚姻費用の算定をする際に活用されていた算定表の考え方を踏襲しつつ、基礎となる統計資料を更新するなどしたもので、現在、家庭裁判所における調停・審判・訴訟実務では、この新算定表が活用されております。
この新算定表はインターネット等で広く公表されており、「婚姻費用 算定表」などの検索ワードで検索すればすぐに出てきます。
算定表は、子どもの年齢・子どもの人数・年収から婚姻費用や養育費についてだいたいの金額を算出します。
他方で、実務においては、算定表に考慮されていない様々な事情に従って養育費・婚姻費用の請求がなされており、算定表はあくまで検討の際のベースとなる金額という位置づけとなります。
また、たとえば、お子さんが4人以上の場合や再婚で別にお子さんがおられる場合、給与所得の他に副業等による収入がある場合など、そもそも算定表をストレートに用いることができないケースは多々あります。
算定表をみるだけでは正しい判断ができないケースは数多く、まずは弁護士にご相談いただくのが良いかと存じます。
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