ハラスメント対応
このような
お悩みはありませんか?
- 「夫のモラハラがひどく離婚したいが、大声で怒鳴られそうで怖い」
- 「言い返しても『口答えするな』と逆切れされて、話ができない」
- 「GPSで常に行動を監視され、友人と会うことも禁止される」
- 「妻が子どもに私の悪口を吹き込み、子どもを味方につけている」
- 「専業主婦なのに、いっさい家事をしないで押し付ける」
モラルハラスメントとは
モラルハラスメントとは、DVとは異なり、言葉や態度によって繰り返し相手を傷つける精神的な暴力のことをいいます。
家庭内暴力の一種ですが、DVのように目に見える傷跡が残らないため、周囲の人に理解してもらえなかったり、ご自身でも被害を受けていることに気づいていない場合もあります。
重要なことは、まず自分が被害者であることに気づくことですが、それは簡単なことではなく、モラルハラスメントだとわかったときには、すでに大きなダメージを受けてしまっていることが多いのです。
モラルハラスメントの特徴
モラルハラスメントをする人には似通った特徴があり、以下のような例があります。
①相手の人格を否定する暴言や不機嫌な態度
- 「役立たず」「だからダメなんだ」「稼ぎが悪い」など相手に暴言を吐く。
- 大声で怒鳴って、威嚇する。
- 気に入らないことがあると、長期間無視する。
- 作った食事に手を付けない。ため息や舌打ちをよくする。
②束縛が激しい
- 日々の行動やスケジュール、出来事を逐一報告させ、監視する。
- 相手の実家や友人の悪口を言い、親族や友人と会うことを禁止する。
- GPSで常に行動を監視する。
- 仕事をさせない。辞めさせる。
③上下関係・支配関係がある
- 生活費を入れない、渡さない。
- 一切家事をせず、相手に押し付ける。
- 自分は欲しいものを何でも買うが、相手の買い物は厳しくチェックする。
- 相手の分だけ食事を作らない。相手の洗濯物だけ洗わない。
④二面性がある
- 外面的にはいい夫、いい妻に見える。
- 相手に対してすごく優しいときや、良い面が出ることがある。
⑤自分に甘く、人には厳しい
- 「お前のせいでこうなった」など、何でも相手のせいにする。
- 「安給料」など、相手の収入にケチをつける。
- 相手の悪口を子どもに吹き込み、自分の味方につけようとする。
- 自分の過ちを認めず、平気で嘘をつく。
⑥間違いや失敗をいつまでも指摘・説教する
- 家事の不出来をいちいち指摘し、「毎日何をしてるんだ」と嫌味を言う。
- 相手の間違いや物忘れを強く責めて、延々と説教し続ける。
モラルハラスメントを理由に
離婚するためのポイント
モラルハラスメントを理由に離婚するためには、第三者から見ても、相手の言動が耐え難いものだと言えなければなりません。
訴訟離婚の場合、第三者である裁判官に理解してもらうために、夫・妻がモラルハラスメントをしているという明らかな証拠を集める必要があります。
証拠としては、①詳細な経緯を記したもの、②夫・妻に言われた言葉やされたことを詳細に日記に残したもの、③夫・妻の言動を録音・撮影したもの、④相手方から来たメールの中の侮辱的言葉、などがあればよいでしょう。